弊社は今年創業51年です。

私はもう30年程この会社に勤めております。

8月に初見の会社からこんな連絡がありました。

「昭和50年代に御社で作ってもらった機械のメンテナンスは出来ますか?」

え?昭和50年代って40年前じゃないですか!

創業者の父が設計製造した機械がまだ動いているとは!

そして、まだ使い続けたいとは!

全く驚きです。

そして困ったことに一切の資料が残っていない!

先ずは現状把握だけでも、ってことで宮城県登米市へ伺いました。

綺麗な工場内に古ぼけた機械が3台並んでいます。

銘板には確かにNARAHARAロゴとS55.11. の刻印が。

43年前ですね。

社名だけでnaraharaを探し出し連絡してきてくれたんですね。

 

当時6台納品し、現在3台稼働しているそうです。

当時は府中市にある工場へ納品しその後宮城県に移設されたそうです。

残りの3台も倉庫に部品取り用として保管されているとのこと。

こちらの機械は端子台(下の画像の一番下についている類似部品)の組み立て装置で、

他に転用できない専用機。

43年間以上、形状や仕様が変わらない製品がある事にも驚きます。

そういえば昔倉庫のかたずけをしている際に、段ボールに入った沢山の端子台を廃棄したのを思い出しました。

これだったのかー!

少し機械を動かしてもらい、原因を調査するとリレーの配線が不十分であることが分かり

スペアーのリレーに交換し機械は正常に動くようになりました。よかった!

それにしても歴史を感じるというか、先代のものづくりに感動せざる負えません。

 

これからもまだまだ使用するそうですので他の部品についても一通りチェックしてきました。

購入部品もまだまだ手に入りそう。加工品は現物があれば再製作できますね。大丈夫です!

近くの飲食店を検索すると鰻店が数店ヒット。鰻が有名な地域なのでしょうか?

折角なのでちょっと贅沢な昼食を頂きました。

美味しかった~。



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