弊社のメイン設備の紹介です。
オークマMB-56VA 立型のマシニングセンターです。
細かい仕様やオプションにもよりますが、おおよそ1500~2000万円位します。
Y軸ストローク560mm。X軸ストローク1050mmで中型機の部類に入ります。
主軸は15000min-1でアルミの高速・高精度加工に特化した仕様になっています。
ツーリングは2面拘束の高剛性仕様ですので、鉄やステンレス等も十分加工可能です。
切削加工で求められるのは精度です。
機械は鉄の固まりでできていて温度変化により熱膨張します。
これが機械の姿勢を狂わせ製品の精度に影響するわけですが、
このマシニングセンターの特徴はサーモフレンドリーという機能が備わっていて、
温度変化による機械の姿勢変化のデータをすでに持っていて、温度変化に合わせて寸法補正
を自動でしてくれます。
10度以内の気温変化であれば精度にほとんど影響が出ません。
機械は0.001mm(1μm)単位で動いています。
弊社では毎日0.01mm単位の寸法コントロールをしています。
3台の同型機が設備されていて連日フル稼働しています。
テーブル上にはマシンバイスが設置されていて長尺物や大きいサイズのワークも加工が可能です。
こちらの機械にはNC円テーブルが設置されていて同時4軸加工も可能です。
主に丸物の側面加工や丸材からの多面加工時に活躍します。
32本の切削工具を取り付けることができます。
社内にはこの3台と、大型・小型のマシニングセンターを設備し、加工内容やサイズ・数量・精度等、
使い分けています。