昨年、新規導入したNC旋盤。
小型でシンプルなNC旋盤ですが、現在は主に樹脂の小物加工で活躍しています。
弊社ではNC旋盤の導入は初めてで加工ノウハウや道具もそろっていないためいろいろ苦戦していますが
少しずつ良い製品が完成しています。
こちらはPEEKの加工品。
精度も厳しく仕上がりに気を遣う製品です。
更に気を遣うのがPEEKといえば高価材料のため極力不良を出せないところです。
PEEKとは?
PEEKはスーパーエンジニアリングプラスチックの中でも最高レベルの耐薬品性を有し、唯一溶解するのは濃硫酸のみです。
また高温特性・耐摩耗性・加水分解性・電気的特性に優れており、高価な材料でも使われる理由がある訳です。
こちらな一般的なアルミ。
旋盤加工は丸材を使用するのでA5056という番手のアルミ合金が一般的に使用されます。
こちらはまた特殊な樹脂。
フッ素系の樹脂で名前はありません。
MF-○○○○と番号で呼ばれている材料です。
こちらも耐薬品性や潤滑性に優れる特殊材料ですが柔らかく、熱膨張率が高いので
加工が難しいです。
少し脱線しちゃいましたが弊社のNC旋盤では大体、φ100くらいのものまでは加工が可能です。
材質は何でもいけちゃいます!