樹脂加工


投稿日:2020年7月15日


へぇ~~~、ナラハラさんて樹脂もできるんだ! と、よく言われます。 弊社はアルミの精密加工のイメージが強いと思いますが、樹脂加工も得意です。   紙ベークライトナチュラル 絶縁性に優れ、耐摩耗性も高いですが、素材は積層材のような感じで欠けたり割れたりするので エンドミルの入れ方や切削量等、加工工程に工夫が必要です。 MCナイロン 機械的強度が強く耐久性も高いです。 非常に粘っこいので加工後のバリ取り等仕上げ作業に手間がかかります。 ジュラコン デルリンとも呼ばれますね。切削性がよく加工しやすい材料で弊社では加工頻度が高いです。 ポリプロピレン ビニール袋の固まりです。流通量が多く安価で、特に耐薬品性が高く、弊社では分析装置関係の部品に多く使います。 CFRP(炭素繊維強化プラスチック) 炭素繊維で編んだ布状のシートを重ねて樹脂で固めた複合素材です。 軽量化の切り札!といわれる注目素材で、航空機や自動車・バイク・自転車・釣り竿・ゴルフシャフト・・・と軽くて強度が必要な用途に使われます。 まだまだ高価で流通量は少ないですね。また炭素繊維1本1本はとても固いので、刃物への影響が大きいのと、織った布が折り重なっているのでむしれや毛羽立ち等 加工方法も難しいですね。   こちらはダイフロン(白)とサンフロン(灰)。 こちらはフッ素系樹脂で耐薬品性や潤滑性に優れています。 ダイフロンは寸法安定性も良く変形や年経時変化が少ない。逆にサンフロンは熱膨張率が高く、手で持っているだけで0.02mm位すぐに寸法変動してしまいます。 なかなか高価で不良にするとダメージ大きいです(汗) 一般に流通している樹脂であればほとんど入手可能で1個から精密加工致します。 樹脂の難しいところは寸法変動が大きいこと。 金属の切削加工では一般的に0.01mmの寸法コントロールが可能ですが、樹脂は加工後に反ったり、歪んだり、膨張、縮小 することも多く寸法管理が難しいですね。 樹脂は本当に沢山の種類があって、用途や特徴も様々なのでとても面白い材料です。

大型設備搬入


投稿日:2022年12月14日


1000x2000mmストロークのマシニングセンター、OKUMA MB-80Vが搬入されました。 これがまた、大変な作業で、2日間にわたっての搬入作業。 先ずは入口の高さが足りないのでシャッターの解体作業から。 工場内も数台の古い機械を処分し、スペースを確保します。 駐車場には鉄板を挽いて、準備完了です。 40tの大型クレーン。 先ずはこのクレーンに10tの重りを載せます。 プロの道具たち。 この整理整頓ぶりが仕事っぷり。テキパキと適格に作業を進めていきます。 24tある機械の吊り具です。 機械を積んだ30tトレーラーが到着。いやいやいや!コレ狭い路地に入れないでしょーー! そこはプロ。するするっと一発で入ります。すごい! 路地はパンパン! このトレーラー、リアの6厘も操舵するんです。誘導者がリモコンで操作していました。 幌が外されると機械の全容があらわに! 天気が良くてよかった。 自社の前で釣りあげられる大型機械。なかなかレアな絵です。 ここからは鉄板の上をフォークリフトで引っ張り、引きずっていきます。 入口手前で90度方向転換し、ここからは繊細な作業になります。 左右と上のクリアランスは2.30mm。 慎重に、慎重に! 移動完了! 3x6x3.3mの設備が無事搬入されました。 168cmの私も優に削り出せる!

ロボドリル


投稿日:2020年7月15日


おそらく世界で一番売れているマシニングセンター FANUC ROBODRILL 弊社にも1台設備しております。 加工範囲は小さく、精度もそこそこ、剛性もそこそこ、ですが、使いやすく、壊れにくく、省スペースで、安くて(と言っても700万円)大活躍しています。   AppleのiPhoneやipadの筐体は中国でこれと同じ機械で削られているそうで、委託先のFOXCONにはこの機械が24万台!! あると言われています。 さて、どうしてiPhoneのような超量産品をコストのかかる切削加工で行っているのでしょうか? 普通の考えならダイキャストや射出成型といった金型を使った加工方法の方が向いているのでは?と考えます。 これだけの超量産品になると金型も数百・数千単位用意し並列生産が必要になることでしょう。 モデルチェンジサイクルが早い昨今、または不具合等で急遽設計変更が必要になった際、沢山の金型を修正・新規製造するとなると 費用と時間(特に時間は貴重!)はそれなりにかかることになりますね。 切削加工であれば金型が要らないので、1台のパソコンでプログラムを変更し一斉に機械へ転送すれば瞬時に変更が可能になる。 そういうことらしいです。 ロボドリルが24万台並んでいるところを見てみたいものですね。

ホイスト


投稿日:2022年12月14日


大型マシニングセンターMB-80V導入に伴い、ホイスト500kgを設置しました。 機械が大型化すると加工材料や加工治具も大型化するので必要不可欠です。 設置工事中。 このバイスも100kgあるので人間の力ではどうにも機上に設置できません。 6台もあるので。 これでバイスの設置も可能です。 頭上に重量物となればヘルメットは必需品ですね。 ホイストを操作する可能製のある作業者全員にヘルメットを用意しました。 まぁ、数十キロ以上のものが頭上から落ちてきたらこんなヘルメットをかぶっていようが ひとたまりもありません。 でも、ヘルメットをかぶることによって 「これから危険な作業をするんだ」  と、スイッチが入ってくれれば効果がありますね。

ターレット旋盤


投稿日:2020年7月21日


4月から新卒で入社した木村君。 入社から3か月半が経ち、既に3DCAD/CAMを使いこなし、ロボドリルを動かして精密部品を作っています。 デジタル世代!若いって素晴らしい! そんな訳で今日は超アナログなターレット旋盤を使って旋盤加工にトライしてもらってます。 自分の力で材料を削る感覚を感じてもらいたかった。 おっかなびっくりやってますが、順調ですよ! こちらの部品は年に200個ほど必要になるのですが唯一社内で生産している旋盤部品です。 実は私もNC(数値制御)世代なのでこういったアナログ機の段取りが苦手。このターレット旋盤はすっかりこの部品の専用機になっています。   んーーー。NC旋盤欲しいな。  

NC旋盤導入


投稿日:2023年1月19日


ナラハラオートテクニカルはマシニングセンターを使った精密機械加工が主力事業です。 これまで旋盤加工は基本、協力会社様に製作を依頼し、こなしてまいりました。 そこは引き続き変わりませんが、ごく一部の加工品とできれば自社製品開発のために小型の NC旋盤を導入しました。 前回の大型マシニングセンターの搬入時ほどではないですが、大きなトラックがやってきました。 交通量の多い秋川街道が一時ストップ。 ご迷惑をお掛け致します。 さすがプロ!狭い路地に大きなトラックをするするっと入れます。   機械も小さいので大型のフォークリフトで降ろします。   順調に作業は進みます。 車と一緒に整列。搬入時にしか見ることのできないレアな光景ですね。 工場内にもフォークリフトが機械を抱えてきます。 無事設置完了。 スピーディーで安全な搬入作業。有難うございます。 弊社では旋盤加工のノウハウもなく知識のある作業者もおりません。 これから少しずつ勉強して活用していきたいですね。

LIVE!オンライン工場見学をテスト開催


投稿日:2020年9月7日


  新型コロナウイルスによって生活や仕事環境は急激に変化していますね。 この社会の変化に柔軟に対応できないと我々町工場に未来はないと考えています。 これまでと形を変えた営業活動(工場見学をしてもらうのも営業活動の一つ)にチャレンジしていかなければなりません。 今回、WEB活用経営㈱の提案と全面協力の中、ZOOMを使ったオンライン工場見学をテスト開催いたしました。 先ずはパソコンを使って簡単な会社概要・事業内容の紹介を行い、回線をスマートフォンに切り替え 工場内を紹介して回るといったものです。 そもそも映像を作っくて見てもらえばいいんじゃ?となりますが、ライブならではの利点は何と言っても臨場感ではないでしょうか。 工場見学中に直接質問していただいたり、チャットで質問を書き込んでいただき、その場で映像とともに回答できる点はリアルな工場見学に 近いですね。 しかし、これまでのリアルな工場見学との大きな違いは、やはり視野の狭さだと思います。 私が撮影している映像の視野以外の情報がないため、見たいところが十分に見れない。それこそ工場のどこにいるのか?どちらを向いているのかも 分からなくなってしまう。まさに情報量不足!(視野から入る情報量ってホント膨大ですね) またWEBページではわからない部分を見るために工場見学に行くんだ!というごもっともな意見もあり、 工程管理や品質管理・清掃等の5S3Sの見せ方も工夫が必要だと強く感じました。 まさにお客様目線!に立った映像配信が重要。 今回は同業者や行政の方々20名程度にご参加いただき貴重な意見を沢山いただくこともできました。   常にブラッシュアップを行い、営業ツールの一つにしていきたいですね。  

中学生が工場見学にやってきた


投稿日:2020年9月24日


八王子市立ひよどり山中学校 1年生の学生さんが工場見学にやってきました。 午前・午後に分けて5名×2グループです。 午前中の班はいろいろトラブルがあったようで、大幅に遅刻してやって来たので見学時間が20分しかない! 急遽内容を変更してほぼ工場見学のみに。 午後のグループは予定通り時間があったので会社の紹介や余計な話!も織り交ぜながらゆっくりできました。 自分が中学生の頃ってどんなこと考えていたかな?なんて思いだしながら。 我が家の次女も同級生の中学1年生なので、なんとなく親近感もありますね? コロナの影響でこれまで通りとはなりませんが、彼らが社会に出るころには多くの外国人が 日本で働いています。日本にいても英語ができないと仕事がしにくい世の中になるよ! と英語の勉強を頑張るように伝えました! 分かっている未来もある。いつも未来を予想する癖をつけると今やるべきことが見えてくるよ! 髪の毛の太さをマイクロメーターで計測してあげて、あなたの髪の毛の太さは0.071mmね。 と0.01mmの世界を感じてもらいましたよ! 例の穴あきシャーペンをプレゼントしてまあまあ盛り上がりました!  

アルミいろいろ


投稿日:2020年9月24日


ナラハラオートテクニカルはアルミ合金の精密切削加工が得意です。 木にもいろいろな種類があるように、アルミにも沢山の種類があり機能や用途によって使い分けています。 アルミ全般の特徴としては、軽い(鉄の1/3)・加工性が良い・さびにくい・熱伝導率が高い。 特に軽い!ということで幅広く使用されていますね。 ざっくりと特徴をご説明しますね。   「A5052」は弊社のような切削加工業が使用するアルミでは一番流通量が多いアルミ合金です。 切削性がよく、ロボットや半導体製造装置、食品製造装置等、精密機器に幅広く使われています。 弊社では80%ぐらいがA5052です。アルマイト性もいいですね。 ドリルで穴加工をすると切粉が繋がりトラブルの原因になるので加工条件等ノウハウが必要ですね。 板厚や平面度などでグレードもたくさんあり板厚のバリエーションも群を抜いて多い材料です。 「A1050」は純アルミ(純度99.5%以上)で柔らかく粘っこい、電気、熱伝導率が高くプレスやへら絞り加工で多く使われます。 熱伝導率がいいので熱交換機やパイプ等に多く使われます。鍋もA1050かな? 逆に柔らかすぎて切削加工にはあまり向きません。   「A2017」。別名ジュラルミン。A5052より強度があり切削性も良いです。サクサクしているため切粉もポロポロしていて微細加工にも向いています。 航空機や自動車用部品に多く使われています。アルマイト性・溶接性は劣ります。   「A2024」超ジュラルミンとも呼ばれ高強度です。切削加工性にも優れ航空機用・ボルトなどにも使われます。 弊社ではあまり加工機会はない材質です。 「A5083」 高耐食性・溶接性に優れています。強度も強いです。船舶構造材・プラント用フランジ・溶接構造材に使われます。   「A6061」主に自動車・油圧部品・半導体製造装置・分析機械等に使われます。加工性も良好です。熱処理により高い強度が得られます。 弊社ではA5052の次に加工機会が多いですね。   「A7075」超々ジュラルミン。アルミ合金中最高強度でS55Cと同程度の硬度を有します。主に金型や治工具 として使用されます。 重量は鉄の1/3ですが価格は3倍以上します。硬度・強度を下げずに軽量化も可能。硬いですが切削性は良好です。   ほんとにごく一部、代表的なものを列挙してみました。また、上記は板材のみで丸材はまた沢山の種類があります。 ↑こちらはA5052の切削加工品。板厚200mmx250mmx900mmの弊社にしてはほぼMAXなサイズです。約80%が切粉になってしまいます。この後黒アルマイト処理を施します。  

テクノロジーフライデー


投稿日:2020年10月19日


金曜日は東京都江東区にあるDMG森精機グローバルヘッドクォーターへ。 「DMG MORI テクノロジーフライデー」というセミナー&ショールーム見学に従業員と参加しました。 コロナの影響で工作機械の展示会や一般の展示会も開催されないので、丁度良い機会です。 昼に到着するとまず昼食です。 今半のすき焼き弁当!豪華だ!美味しい!おかわりしたい! 今回は「加工機と計測技術の融合」をテーマとしたセミナーを視聴し、 ショールーム見学へ。 弊社工場もこんな雰囲気にしたいな~。とてもきれいで洗練されたショールームです。 ちなみに本テクノロジーフライデーはコロナ対策もあり非常に少人数での開催で、当日は弊社従業員含め20名以下程度での開催でした。 参加者は少人数なのに対し、30台近くある工作機械にはそれぞれ説明員が付くあたり、さすがDMG森精機クオリティーですね。 参加してくれた従業員には、「私たちの近未来」をイメージしてもらいたかったのですが、どうだったかな? 最新の工作機械とテクノロジーに触れて、少しでも視野が広がればいいですね。   帰りの車で、感想を聞いてみると、 5軸加工機のテーブルがグリグリ動くのがカッコよかったです!(若手男性社員) グリグリ?(汗) 中に工具がいっぱい付いているNC旋盤がかわいかったです!(女性社員) かわいい?(汗) いずれも弊社では設備していない種の工作機械の話。 いいじゃ~~ないですか! なかなかおススメです!