この週末は御嶽山に登りました。

6年前に噴火して多くの犠牲者が出た山です。

御嶽山は沢山のピークを持つ山で今回登った飛騨山頂は噴火の被害を受けなかったそうです。

そして山登りに行ったのに目的地は頂上ではなく山小屋。

御嶽山五の池小屋です。

道中は紅葉も楽しみながらゆっくり4時間かけて標高2811mの御嶽山飛騨頂上へ。(剣が峰は3067m)

こちらの五の池小屋の小屋番の市川さんはカンブリア宮殿でも紹介されている山小屋の革命児。

700人だった宿泊者を3500人へ伸ばしたそうです。

私も10年弱、毎年の登山で山小屋を利用しますが、本当にショックを受けました!

登山は本来、山の山頂に行くのが目的で、山小屋宿泊はそのための手段です。(工程的にどうしても1泊する必要がある。テントや食料を持たなくていい。)

そのため山小屋では普通の宿泊施設と違った常識がいろいろあります。

避難小屋としての役割もあるため予約が無くても泊まれるので基本雑魚寝。混雑時は2人で布団1枚とか、(今年はコロナの影響で山小屋は完全予約制となりとても快適です)

食事も安価な民宿レベル並みかそれ以下です。

五の池小屋はというと、とにかく食事が美味しい!

夕食は自家製味噌を使った味噌煮込みうどん。自家製だって!

朝食は、焼き鮭。通常はレトルトを使用するそうですがキッチンの専用焼き台で焼いているそうです。

画像では隠れてますが、梅干しなんか南高梅のはちみつ漬けの高級品!

山小屋内にはCAFEも併設されていて、薪ストーブで焼いたピッツァの提供も!1800円

こんな山の上であっつあつのピッツァが食べれるなんて!

テラスに設置された大型ストーブの下でいただきます。

テラスにはランプも用意してくれるんです。いい雰囲気。(風よけ目的で置いてある丸太も素敵な感性ですね)

朝になると山小屋内には甘~い香りが!薪ストーブでアップルパイを焼いています。

サクサクジューシーでうまい!生クリームもホント美味しいです。600円

その辺のCAFEと全く変わらぬクオリティー。

そんなケーキを雲海を見下ろしながらいただく!これはその辺のCAFEでは無理だ。

 

テラスにはなんと畳みスペースが!気持ちよすぎる。

ここは南国リゾートか!

全くもって圧倒的でした。

小屋番の市川さんとも少しお話ができて、こういった革命(大げさかな)を楽しんでいる感が伝わってきてとても刺激を受けました。

(天気が良くて夕日が綺麗すぎました)

帰ってから出演されたカンブリア宮殿について調べてみましたが、

こういったヒントは海外から得ることが多いそうです。

(刻々と変わる空の色に2.30分見とれていましたよ)

同じところにいても学びはない。

日本の山小屋を見ても一辺倒になるだけ。

「旅して学ぶ」が座右の銘とのこと。

 

(画像はないですが満天の星空も圧巻でした。天の川が綺麗でした。こちらは朝日です。)

自分も小さい会社ながら経営者で、小屋番ならぬ工場番。

(三ノ池に刺す朝日)

じっとしていても新しい感性やアイデアは出てきませんね。

(摩利支天から見下ろす五ノ池小屋と三ノ池)

もっと行動!もっと遊ぼう!止まっちゃいられない!

なんて、考えながら下山しました。

(下山は少しガスってきて、これがまた幻想的でよかった)

値段や品質、納期だけでなく、仕事を出したくなる頼みたくなる魅力を自分たちから仕掛けていかないといけませんね。

 

 



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